伝説的なコメディグループであるMonty Pythonが、YouTubeで公式チャネルを立ち上げた。このチャネルは、同グループの作品から抜粋した、たくさんのクリップを目玉にしているが、もっとも注目すべきは、公開にあたり、特別に制作されたクリップ。これは、ユーザーがMonty Pythonの作品を「リッピング」したとして非難する内容である。
Monty PythonはYouTube公式チャネル上で、「3年間、YouTubeのユーザーは何万もの映像をリッピングして、YouTubeに投稿した」と記し、「このチャネルの公開で立場が逆転した。われわれが直接映像の投稿を行う時が来た」と続ける。
「われわれは皆さんが誰で、どこに住んでいるかを知っているし、恐ろしくて口にも出来ないようなやり方で皆さんを追跡することもできる。しかし、われわれは非常に寛容なので、仕返しとしてふさわしい方法を考えた。それは、われわれのMonty PythonチャネルをYouTubeに公開することだ」とMonty Pythonは記している。
同チャネルによれば、Monty PythonはYouTubeで出回っているような「質の悪い映像」に終止符を打ち、貴重映像から選んだ「高品質の映像」の提供を開始するという。
このMonty Pythonチャネルに投稿された映像は無料で視聴できるが、同チャネルはユーザーに対し、単に視聴するだけではなく、見返りを要求している。
「皆さんのつまらなくて下らないコメントではなく、」とMonty Pythonは同チャネル上で記し、「その代わり、皆さんにはリンクをクリックして、われわれの映画やテレビ作品を購入してほしい。そして、ここ数年間、映像をリッピングされたことで生じたわれわれの苦痛や嫌悪感を和らげてほしい」と続ける。
現在までに、Monty PythonのYouTube公式チャネルは24本の映像を公開しているが、今後さらに映像が加わる見込みである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力