文:Rafe Needleman(CNET News.com)
翻訳校正:湯木進悟
2008/09/02 08:07
長くうわさされてきた、Googleのオープンソースブラウザプロジェクトとして、「Google Chrome」の存在を示す、あるオンライン「コミックブック」が米国時間9月1日に登場した。漫画家のScott McCloud氏の手になるイラストは、Googleが正式に発表したものではないものの、19名のGoogle開発者のような登場人物と、その発言が含まれている。
Google Blogoscopedに掲載されたオンラインコミック。Google関連の話題を扱う非公式ブログ「Google Blogoscoped」には、詳細な38ページから成るコミックが掲載された(このコミックへのリンクは、よく落ちてしまっていることがある)。全体の構成としては、ブラウザの安定性、速度、検索およびユーザーエクスペリエンス、セキュリティ、ウェブ標準という分野をカバーする、5つの主要なセクションに分かれている。その主な特長とは、以下のようなものである。
ブラウザ内の各タブは、それぞれ独自のプロセスで動作する。各プロセスは、タブごとに完全に分離されており、OSのプロセスマネージャからの停止が可能である。また、ユーザーのコンピュータ上の情報へのアクセスを阻むため、サンドボックス環境が構築される。このアーキテクチャにより、安定性に優れ、使用時間とともにブラウザのパフォーマンスが落ちることがない、より一貫したブラウジングエクスペリエンスが実現することになる。
Googleは、Chromeのテストを優先させるために、検索インデックスを活用しており、Google検索からリンクされる大半のページは、最もChromeの動作に適したものとなるよう、自動的に調整された検索結果に設定されている。
ブラウザのタブは独立可能である。
Chromeは、Appleの「Safari」ブラウザや、Googleの「Android」ソフトウェアで使われている、オープンソースの「Webkit」ブラウザエンジンが採用されている。また、Chromeは、新たなJavascriptの仮想マシン「V8」も採用している。これにより、一層のパフォーマンス向上や、インタラクティブアプリケーションにおける「よりスムーズなドラッグ&ドロップ操作」など、複雑でリッチなウェブアプリケーションにとって、最善のソリューションが装備されることになるという。
Chromeでは、ブラウザ内の各タブがインターフェースを構成し、主要なナビゲーション要素となっている。各タブには、それそれ独立したウィンドウコントロールが備わっている。ユーザーは、各タブをスタンドアローンなウィンドウに切り替えることが可能になる(関連情報:開発者は、どのウィンドウコントロールがタブに表示されるのかを指定でき、もし望むならば、一般的なデスクトップアプリケーションのようなデザインとなってしまうが、ブラウザ上に組み込まれるウェブアプリケーションも開発することができる)。
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Googleが新しいブラウザですか、それは相応に素晴らしいものが出来ることでしょう。しかし、サイトの設計者に大きな負荷をかけるブラウザですから、現在でさえIE以外には対応しないサイトが多々あるのに、種類が増えても利用者にとってアブハチトラズになるだけではないだろうか。せっかくFireFoxが善戦しているのに、ここでChromeが出てきたら、サイト開発者がIE以外をますます冷遇するようになるのではないか。ブラウザの乱立はMSの独走を助けるだけではないでしょうか。