Zoho Writerで、グループ指向の検索機能を開発する際のバグにより、共有ドキュメントを意図しないユーザーに表示するという事態が発生していた。
Zohoは米国時間5月18日、このバグを修正するとともに、その影響は限定的と述べた。しかし、筆者は、ユーザーとして、個人的なドキュメントをオンラインに置くことについて、もう一度よく考える必要があると思った。
18日朝、筆者は、Zoho Writerページで「サッカー」について検索した。検索結果には、私のドキュメント2つとともに、私の知らない他のユーザーが作成した7つのドキュメントも含まれていた。
筆者は、Zoho技術エバンジェリストに問題を連絡した。その結果、問題は同社技術チームにすぐさま伝えられた。何度かやり取りをしたあと、Zohoチームは、バグを特定し、修正した。
問題が発生した原因は、Zohoが加えた共有ドキュメントを検索する機能にあった。
特定条件の下でシステムにバグがあった、と同社技術者は述べた。インデックスは数時間だけ稼働したが、それをZohoが止め、別の品質保証テストを実行した、という話だった。
Zoho側は、謝罪し、バグの重大さをはっきりと認めている。問題は、あまり発生しない状況下で発生している。しかし、その問題により、筆者はためらいを感じている。誰も私のドキュメントを偶然見ることはなかったのか?
全体的に見て、筆者はウェブベースドキュメントをよく利用している。たとえ、Zoho Writerのように製品がベータテストバージョンでもだ。しかし、この問題は、プライバシーに関する問題を再提議し、消費者とウェブサービスプロバイダーの信頼感の重要性を強調した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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