Yahooはインターネットポータルとしての強みを活かすべく、「Glue Pages」のべータ版で、検索結果の新しい表示方法をテストし始めた。
Yahooはまず、Glue Pagesのベータ版をインドで提供開始した。ここでは、従来の検索結果がほかの関連情報とともに表示されている。従来の検索結果は、ページの左側に表示され、ほかの場所に、スポンサーリンクやレシピ、医療情報、Wikipediaのエントリ、株価情報、Flickrの情報、路線情報、レストランのリスト、ニュース、そしてさらにはGoogleのブログ検索結果までもが表示されるようになっている。
Glue Pagesを開発したのはYahooインドのチーム。同チームは現在のところ、これを米国などの他の地域に展開することを予定していないと、広報担当のKathryn Kelly氏は述べている。
「ほかの地域にも、それぞれの地域にあったものを開発するよう勧めたい。もしニーズがあるようだったら、Glue Pagesのようなものが米国でローンチしてもよいだろう」(Kelly氏)
ユーザーが欲しい情報を何でも見つけられるインターネットポータルの分野を開拓したのはYahooだった。だが、Googleは、テキスト広告の横にすっきりした検索結果を表示する効率的な検索エンジンを擁して、もっと強力なビジネスモデルを築き上げた。こうしてシェアを落とし続けるYahooもあきらめているわけではないのである(comScoreによると、3月にはGoogleとの差がさらに開き、米国でのクエリシェアがGoogleの59.8%に対して、Yahooは21.3%となっている)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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