TypePad、Movable Type、Voxなどのブログプラットフォームを提供するSix Apartが「Blog It」という新しいFacebook用アプリケーションをローンチした。Facebookのメンバーは同アプリケーションをインストールして、いっぺんに単一のエントリを複数のブログサービスに投稿したり、TwitterなどのマイクロブログサービスとFacebookのステータスを同期させたり、アプリケーションからのアップデートをFacebookのMini-Feedに表示させたりすることができる。
Six Apartでオープン・プラットフォーム技術部門を率いるDavid Recordon氏は、Blog Itを開発した背景について、「ブログとソーシャルネットワークのギャップを埋める方法に着手したい」と考えたと述べる。ローンチ当初のBlog Itの機能は限られたものになるが、その目指す方向性は間違っていないのではないだろうか。Facebookのアプリケーションを使って、Six ApartのブログやGoogleのBlogger、WordPress、LiveJournal(過去にはSix Apartが所有していた)をはじめとする複数のブログを同時にアップデートできる。
ユーザーはブログを執筆したら、Facebookのアクティビティフィードのほか、TwitterやPownceなどのマイクロブロギングプラットフォームのアカウントに情報を連係させることができる。さらに、Twitter、Pownce、FacebookのStatusの「ステータス」メッセージを一元化できる。
同アプリケーションはSix ApartのTypePad技術を利用し、現在はHTMLコードに対応するが、搭載する機能は少ない。Recordon氏は、時間の経過とともに、アップデートや改良がなされる予定だと述べている。
現在、Blog ItはFacebookのプラットフォームに対応している。Recordon氏によると、Twhirl(JaikuとPownceも同時にアップデートするTwitterクライアント)のような、軽量のダウンロード可能なデスクトップアプリケーションも検討するという。また、Six Apartがソーシャルネットワークサービス向けAPI「OpenSocial」の推進に当初より参加していることから、Blog ItのOpenSocial版も開発中だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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