ワディット代表取締役、オモロキ取締役兼CTOの和田裕介氏は3月23日、YouTubeで公開されている動画のマイリストを作成し、ポッドキャストとして配信するサービス「ListPod」ベータ版を公開した(編集部注:15時40分現在サーバメンテナンス中)。
ListPodは、ユーザーYouTubeで公開されている動画を「マイリスト」に登録し、そのマイリストのRSSフィードをポッドキャストとしてiTunesに登録することで、マイリスト上の動画をiTunesで再生できるようになるサービス。動画はH.264形式のMP4ファイルに変換されるため、動画再生に対応したiPodなどのプレーヤーでの視聴も可能だ。
マイリストへの登録は、キーワードを検索し、その検索結果から選択する形式となっており、サイト右側には検索キーワードのタグクラウドも表示される。さらに、マイリストはサイト上で公開されるため、ほかのユーザーが作成したマイリストをiTunes上に取り込むといったこともできる。
利用は無料となっており、ログインおよびユーザー登録にはOpenIDを利用する。
和田氏は以前より、自身のブログ「ゆーすけべー日記」でPlaggerを利用して、YouTubeの動画をiTunesやiPodで視聴するという技術を紹介していたが、「知っている人には便利だったが、一般の人には難しいものだった」と語る。そして先日、YouTubeが仕様変更をきっかけにListPodの提供を考えたという。
「元々は自分の欲しかったサービスだが、今後はListPodを通じて映像の新しい楽しみ方を提供して行きたい」(和田氏)。なお、同サービスは同氏の個人サービスという扱いで、商用化については予定していない。
ListPodは今後、ユーザーのフィードバックを元にして、コミュニケーション機能などの機能追加や英語版サービスの提供などを予定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」