カフェグルーヴは3月22日、同社が運営する映画メディア「シネマカフェ」にて、東京・渋谷の映画館「シネマライズ」と提携し、インターネットチケット販売サービス「Fit(フィット)」を開始した。
カフェグルーヴはこれまでにも、大阪OS劇場、札幌シネマフロンティア、名古屋ミッドランドスクエアシネマへの、チケッティングシステム導入を行っている。
このたび開始するFitは、映画館が個々に自社サイトでサービスをしている、インターネットチケット販売と違い、提携した映画館の自社サイトと連動して、シネマカフェでも同時に映画のチケットが購入できるサービスとなる。
シネマカフェが、チケット販売促進の宣伝を実施。Yahoo!、mixi、livedoorと提携した情報提供サービスにより多くの映画ファンが訪れ、コストをかけずとも、的確なリーチが可能。ブログユーザーに働きかけることにより、口コミ効果も期待できるとしている。また、購入者データを利用し、シリーズ映画公開時やDVD発売時などに、メールを配信するなどのアプローチも可能となる。
独自の技術開発によるASP化で、従来のインターネットチケット販売システムに比べ、導入コストの削減を実現。Fitの収益は、チケット販売手数料が主になり、それをランニングコストに当てることで、ランニングコストの削減も可能となる。また、映画館としては、チケットが売れた際にコストが発生する仕組みなので、費用対効果が高まるとしている。
さらに、リアルタイムで映画館のシステムと連結するシステム構築を行い、リアルタイム販売が可能。チケットを購入する側は、好きなエリアの座席を指定することができる。
なお、Fitは当初、PCサイトでサービスを開始し、モバイルとの連動も予定している。初年度は、東京都内の単館系映画館と全国で新たに建設される映画館への新規導入を中心に、全国10館への導入と、チケット販売枚数10万枚を目指す。
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