Appleは2月末までにiTunes Storeを通じてレンタル用に1000タイトルの映画作品を用意するとした目標に遠く及ばなかった。
Macworld誌のChristopher Breen氏が米国時間2月29日にAppleの約束について調査したところ、最新バージョンの「Apple TV」でレンタルできるのは351タイトルだけだったことがわかった。MacまたはPCからiTunes Storeをチェックした場合は、レンタルできる映画は399タイトル存在する。Breen氏はiTunes Storeで利用できる購入用とレンタル用のすべての映画を合計しても770タイトルにすぎないと指摘する。
MacworldでAppleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏がレンタルサービスについて発表したとき、同社は2月末までに1000タイトルをレンタルできるようにすると約束した。Apple TVの所有者はこれまでのところレンタルサービスに満足しているようだが、選択肢が限られていることから成長は鈍化するだろう。
例えば、Netflixでは6000タイトル以上の映画やテレビ番組が同社のウェブサイトからダウンロードできると主張している。しかし、この数字はかなり水増しされている。Netflixでは2005年のNCAA男子ラクロスチャンピオンシップの試合や、「遊戯王カード」の「連続魔法カード」の使い方を教える「Learn Yu-Gi-Oh!: Level 2: Advanced」も1タイトルとして数えている。
Appleは「iPhone」のソフトウェア開発キット(SDK)を2月末までにリリースするという目標も達成できなかったが、今週、Apple本社で開催されるイベントで初めてSDKの詳細を知ることになるだろう。また、3月4日に開催されるAppleの年次株主総会で投資家がJobs氏に何を言うのかを見守るのも興味深い。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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