BBCは、自社のオンラインオンデマンテレビサービス「iPlayer」を「Microsoft Windows」以外のOSでもストリーミング可能にした。Open Source Consortium(OSC)はこの動きを歓迎している。
OSCは、iPlayerのダウンロード版をまずは「Windows XP」のみに対応させるというBBCの決断を激しく非難していた。同バージョンは先ごろ、「Windows Vista」にも対応したところである。
最新版のiPlayerは全プラットフォームでストリーミングが可能で、XPとVistaに加え、Mac、Linuxでも利用できる。
OSCの会長であるMark Taylor氏は、ZDNet.co.ukの姉妹サイトSilicon.comに対し、「正しい方向に向かって1歩前進した」と語っている。
しかし、ダウンロード版について同氏は、「クライアント側でたくさんの作業が必要だ。確実にいえることは、BBC Trustはこの部分について、なんとしてでも応じさせると約束しているということだ」と述べた。
OSCとの会合の後、BBCの独立管理機関であるBBC Trustは、ダウンロード版iPlayerを「プラットフォーム中立」にすることにコミットする意思を再度表明した。
BBC Trustは、ストリーミング版iPlayerサービスは、「問題を部分的に解決する」に過ぎず、BBCの幹部はiPlayerに関する次の成果レポートを2008年春にBBC Trustに提出することになっている、と述べた。
Silicon.comが先日行ったインタビューで、BBCのニューメディア技術担当ディレクターのAshley Highfield氏は、ダウンロード版iPlayerをMacとLinuxに対応させることを確約することはできないが、2008年のどの時点かで登場することは「かなり確実」と述べていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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