永井美智子(編集部)
2007/07/31 14:00
アスク ドット ジェーピーは7月31日、携帯電話向けサイト「Askモバイル」において、3D仮想空間「メタモ」を開始した。ユーザーが好きな場所に建物を建てたり、3Dアバターを使ってほかのユーザーと交流できたりする点が特徴だ。
3D仮想空間は携帯電話アプリを利用する。3D空間上のアバターを利用して街を歩き回れるほか、ユーザーが好きな場所に建物を建てたり、自分の店を持ったりすることが可能だ。ユーザー同士はチャットで交流できる。利用料金は無料だ。当初はNTTドコモからしか利用できないが、1カ月以内にau、ソフトバンクモバイルにも対応する計画だ。
3D仮想空間の画面イメージ。3Dアバターを使ってほかのユーザーと交流できるモバイルサイトとしてSNSも開設している。SNSと仮想空間は共通のアバターや仮想通貨「メタポ」を利用する。SNSではアバターを着飾れるほか、日記や無料ゲームが楽しめる。
ユーザーが仮想空間内で建物を建てる場合にはメタポが必要になる。メタポは広告をクリックしたり、日記を書いたりすることで貯まっていくという。土地の値段はあらかじめ決められており、中央付近ほど高い値段になっているとのことだ。
メタポはユーザー間でのやり取りも可能。具体的には、ユーザーが写真や動画をメタモ上で売買できるようになっている。
アバターは、モバイルサイトやチャット画面上に表示されるものと、3D空間上で動くものが異なる。モバイルサイトに表示するアバターは着せ替えが可能で、1週間のコーディネートを設定することもできる。ただし、3Dアバターはサービス開始当初、男女2種類しかない。
メタモを開始する狙いについて、アスク ドット ジェーピーモバイルサービス本部の永野翔大氏は、「これまでAskモバイルがリーチしきれていなかった中高生層をつかみたい」と話す。将来的にはメタモ内で動画が見られるようにするなど、同社が運営するほかのサービスとも連携する考えだ。
米Linden Labsが運営する「Second Life」の日本語ベータ版が提供開始されるなど、仮想空間でのコミュニケーションに注目が集まっている。ただし、Second Lifeは話題先行でユーザーが集まっていないことから、その先行きを疑問視する声もある。この点について永野氏は、「Second Lifeの場合はハイスペックなPCが必要だが、メタモは携帯電話でいつでもどこでもできる」と違いを強調した。
収益は広告で賄う。モバイルサイト上に広告を掲載するほか、ECサイトとの提携も視野に入れているという。さらに、企業のオフィシャル空間を作成して、プロモーションの場としてメタポを使ってもらいたいとした。
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