新興企業を立ち上げるためにMicrosoftを去り、その企業がGoogleに買収されると、しばらくGoogleで働いた後、Microsoftに戻ったという男性がいる。この人物によると、Googleplex(Googleの本社オフィス)にある職場は、われわれがよく耳にする様子とはいくぶん違って、それほどよいところでもないという。
幻想的なラバランプ、有機食材を使ったディナー、無料のシャトルバスを用意している企業では、過酷な長時間労働が従業員を待ち受けており、自由な社風だとするオフィス生活を楽しむ余裕などなく、給料はMicrosoftより安いという。
この話はMicrosoftの社内メールに書かれ、そこからブログに掲載された。ブログの記事は、Googleを退職してきたその男性の面接をしたMicrosoftの人事担当者が書いたものと思われる。
同氏のブログからいくつか興味深い話を挙げておこう。
こうした情報から判断すると、Microsoftが新人採用と退職防止に関してGoogleに対抗するには、従業員に食事を無料で提供すると効果的、ということになりそうだ。ブログの中で、午前8時30分までに無料の朝食を出せば、多くの従業員が朝早くオフィスに出勤してくるだろうと、この元Google従業員は述べている。
Fortuneの最上位にランクされるほどの会社について、語られたことのない秘密をあえて暴露するこの謎の人物はいったい誰なのだろうか?
Microsoftを観察してきたMary Jo Foley氏は、ZDNetでの自身のブログで、自分はこの謎の人物を知っていて、本人と連絡を取ったと述べている。そして、この男性の意見はMicrosoftの社内メールにあるとおりだったという。この男性はPhatbits創立者の1人で、のちにGoogleに買収された経験をもつ。Phatbitsを立ち上げる以前にMicrosoftに勤めていたことがあり、Googleに買収されたのち、同社を退職して再びMicrosoftに戻った。Foley氏はこの男性が誰かを明らかにしていないが、自分はブログを作成したり、メールの内容をブログに投稿したりしていない、と当人は書いてきているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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