シアトル発--Yahooの最高経営責任者(CEO)であるTerry Semel氏がMicrosoftのカンファレンスで講演した。しかし、同氏はYahooの買収を検討中とうわさされるMicrosoftについて直接論じることはなかった。
Semel氏は、従来はPCのみで展開されていたインターネット広告が、ワイヤレス機器やIPTVへと拡大していく動向について論じた。
Semel氏は米国外では多くの人々が携帯電話からインターネットにアクセスすることや、テレビもIP通信を介して配信されているという話題に触れ、「『Three Screen』やその経緯以外にもさまざまな動きがある」と述べた。
Semel氏は、基調講演前の時間に、Microsoftによる買収のうわさについて質問しようと壇上付近に集まった記者らに対し、コメントはしなかった。
壇上では、MSNのJoanne Bradford氏による質疑応答セッションにおいてSemel氏が、不動産査定ウェブサイト「Zillow」について、自宅をZillowで査定したかどうかは明らかにしなかったが、「近所の家をZillowで査定した。彼らが自分の家の価格がどのぐらいだと思っているかの方が気になる」と述べた。
Microsoft会長のBill Gates氏は米国時間5月8日、自宅をZillowで査定したことを認めたが、1億3500万ドルというZillowによる査定額では十分な評価ではないと思うと述べた。
Semel氏は、YahooとMicrosoftがインターネット広告規格の確立に向けて協力することは望むと述べた。
「協力して適切な人材を得ることが必要だ」とSemel氏は述べ、Bradford氏もこれに同意した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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