Warner Music GroupはBertelsmannに対し、2001年にNapsterへ投資したことで大規模な著作権侵害を誘発したとして訴訟を起こしていたが、このたび両社が和解に合意した。両社が米国時間4月24日に発表した。米証券取引委員会(SEC)に提出された文書によると、BertelsmannはWarner Musicに対し、1億1000万ドルを支払うという。和解は、Bertelsmannの法的責任を認めるものではない。BertelsmannとWarner Musicの両社は、本件についてコメントを控えている。
Warner Musicのほか複数の音楽出版社が、Bertelsmannを提訴している。これらの訴訟で、Bertelsmannは2000年から2001年にかけ、著作権を無視した非合法な楽曲共有サービスを展開できるようにNapsterを支援して利益を上げたとされる。Bertelsmannは、同社がNapsterに投資したのは、Napsterが著作権法に遵守するよう方針を変更した後だと主張してきた。BertelsmannとEMI Groupは、Napsterに関して3月に和解している。Bertelsmannは同様の問題で訴訟費用も含め6000万ドルの賠償金を支払うことで、2006年6月にUniversalとも和解している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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