知的財産権を侵害するような違法品の撲滅に向けて、インターネットオークションの関連業界が撲滅活動を強化する。各社の取り組みの効果を図る共通指標を作成し、効果的な活動を推進する考えだ。
これは、コンピュータソフトウェア著作権協会などの知的財産の権利者と、インターネットオークション事業者が共同で設立したインターネット知的財産権侵害品流通防止協議会が4月13日に内閣官房に提出した資料の中で明らかにしたものだ。
客観的な指標を作成するほか、具体的な方法を規定する機関として「効果検証委員会」を設置し、委員の了承を得た後で効果を検証するとしている。
このほか、協議会は知的財産権を侵害している出品物について、流通を防ぐためのガイドラインを策定する。また、活動内容の報告と一般ユーザーへの啓発を目的としたウェブサイトを開設する。これにより、「2007年度はインターネットオークションにおける知的財産権侵害問題対策の集大成を目指す」(協議会)考えだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス