アライドアーキテクツは3月28日、ブログを運営する人向けのコミュニティサービス「エディタコミュニティ」を正式にリリースした。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のようにブロガーが個人ページを持ち、関心のあるトピックについてコミュニティを作成できるようにしたほか、自分と関心が近いブロガーを表示する機能も備えた。
複数のブログを集めて1つのウェブサイトが作れるサービス「エディタ」の新機能として提供する。これまでブロガー同士がコミュニケーションをするにはトラックバックやコメント機能を使っていたが、よりコミュニケーションを取りやすい情報交換機能が欲しいという声に応えたものという。
ブロガーは関心あるトピックについてのコミュニティを作成したり、参加したりすることが可能。また、自分の好きなサイトやブログをお気に入りに登録して、「マイページ」と呼ばれる個人ページ上に表示できる。会員同士でメッセージをやり取りできる機能や、マイページを訪れた人がわかる「足あと」機能も備えた。
このほか、エディタコミュニティ内でユーザーが書き込んだ文言や、クリックした文章を解析して、関連度が高いニュースやブログをマイページ上に表示する。これにより、ブログを書く際の参考にしたり、似たトピックについて扱うブログを探したりすることが可能になるという。
海外では同様の機能を提供するサービスとしてMyBlogLogが人気を集めている。日本では1つのブログサービス内でブロガー間の交流を促すようなサービスはあったが、異なるブログサービス間で利用できるサービスは初めてとのことだ。
「ブロガーが友達のブロガーと交流したり、ブログに書くネタを簡単に探せる『空母』のような存在にしたい」と代表取締役社長の中村壮秀氏は話している。
エディタの利用者数は現在約2万5000人。アクセス数は月間200万ページビューという。
企業向けには発信力の高いブロガーにアプローチできる場として売り込む。ブロガーの関心があるトピックに関連した広告を表示したり、企業の公式ブログを掲載したりすることで収益を上げる考えだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」