Googleは米国時間2月28日、同社の地図サービスにいくつかの主要都市のリアルタイムな交通データを付加したと発表した。
Googleは、「Google Maps」に交通情報を統合し、サンフランシスコ、ダラス、シカゴ、ニューヨークなど30以上の米国都市の交通状態が確認できるようになっている。
主要な高速道路に関するデータが提供され、交通状況に応じて道路の色が変化する。緑は渋滞が発生していないことを示し、黄色は軽い渋滞、赤は過度の渋滞を表している。
Googleの製品マネージャーであるCarl Sjogreen氏によると、データは、道路センサーや乗用車、タクシーの協力者など、複数の情報源から収集されるという。
そのため、Sjogreen氏によると、道路状況を表示するための十分なデータが収集できない場合もあるという。そのような場合には、道路は灰色で表示される。
Googleでは当面、主要高速道路の交通データのみを提供するが、今後提供情報を拡大していく予定であると同氏は付け加えた。
Sjogreen氏は、「われわれは常に、交通情報と対象エリアを徐々に拡大していくことを目指している」と述べた。
リアルタイムのオンライン交通情報を提供する企業はGoogleだけではない。「Yahoo Maps」も同様のサービスを提供しており、交通事故の種類を表す記号も表示する。しかしその交通状況を表す色表示は難解だ。
Googleの地図は交通状況のみを示し、個々の事故に関する情報は表示しない。
そのほか「511.org」やニュースサイトの「SFGate.com」「Boston.com」もオンラインで交通情報を提供している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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