ヤフーは2月23日、開発者向けコンテストの開催を発表し、作品の募集を開始した。これまで手薄だった外部の開発者との関係を強化するとともに、同社のデータやシステムを使った新しいインターネットサービスのあり方を模索する。
ヤフーが開発者向けのコンテストを開催するのは初めて。ヤフーが公開しているYahoo! JAPANのAPIを使うウェブコンテンツを対象とした「検索・地図情報・その他API部門」と、デスクトップ上でアプリケーションを起動させるYahoo!ウィジェット エンジンを利用した「ウィジェット部門」の2つがある。いずれもグランプリには賞金30万円、準グランプリには10万円を贈呈する。
ヤフーサービス統括部企画2部技術企画リーダーの北岸郁雄氏は「外部の開発者と一緒に新しいサービスを考え、作っていきたい。ヤフーはいわば苗床を提供するもので、何を植えるかは開発者にゆだねられている」とした上で、「優れた作品があれば、ぜひYahoo! JAPANの正式サービスとして採用したい」と期待を寄せた。
また、ヤフーはこのコンテストにあわせ、Yahoo! JAPANの地域情報が検索できるローカルサーチWebサービスを公開した。住所などから緯度、経度を出力するほか、緯度経度と範囲を指定するとその範囲内にある施設情報を提供する。
募集期間は2月23日から4月30日まで。Yahoo! JAPANの特設ページで応募を受け付ける。審査員はウノウ代表取締役社長の山田進太郎氏、サイボウズ・ラボの秋元裕樹氏、ブログ「ネタフル」を運営するコグレマサト氏。各賞の受賞者は6月20日にYahoo! JAPAN上で発表される予定だ。
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