インフォテリアの米国法人Infoteria USAは1月26日、ウェブチャットサービス「Lingr(リンガー)」のAPIを公開した。これにより、通常のブラウザを介することなく、外部のサイトや配布形式のソフトなどのプログラムからLingrのチャット機能を直接操作したり、Lingrのデータにアクセスすることが可能になった。
Lingrは、ウェブベースのリアルタイム通信技術「Comet」を活用したウェブチャットサービス。「Lingr API」が公開されたことで、たとえば外部サービスへのチャット機能のマッシュアップ、Lingr上での人間の発言に反応して仕事を行うロボット、Lingrを使ったオンラインゲーム、ブログのサイドバーやGoogleホームページへのチャット機能の組み込み、Lingrの機能を搭載したウィジェットなどを誰でも開発できる。
APIの利用は原則として無料だが、高負荷が想定される場合の商業利用については応相談としている。
またInfoteria USAは、ウェブの更新チェックツール「Lingr Radar」も同時に発表した。完全なリアルタイムで更新チェックが行えるソフトは世界初という。
Lingr RadarはPCにインストールして使用するソフトで、ブラウザを開くことなくLingrのチャットルームに常駐できる。登録したチャットルームで発言があると順次にキャッチし、ユーザーに通知する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス