ユタ州パークシティ発--いまだかつてサンダンス映画祭の聴衆に、体の一部がキツネだったり、名前が「NeoConD」や「Apparatchik」だったり、テレポートする能力を持ったりする人がいたことはなかった。
サンダンス映画祭においても、サイバー空間においても初となる、アバターを対象とした映画上映会が米国時間1月22日、仮想世界「Second Life」で開催された。
Stanford Humanities Labの代表としてSecond Lifeでの上映会を支援したHenrik Bennetsen氏は、同上映会について「孫の世代のため」と述べた。
映画上映後に開催されたフォーラムでは、ネットワーク接続された実世界の劇場にいる映画祭参加者もアバターらに加わったため、両方の世界から質問が飛び交った。
上映された映画は、Lynn Hershman Leeson監督の「Strange Culture」で、マサチューセッツ州在住のアーティスト兼教授のSteve Kurtz氏の試練と不運を追った従来とは異なる形式のドキュメンタリーである。Kurtz氏も上映会と質疑応答セッションに参加した。
システムへの過負荷を考慮し、Second Life上映会は招待者限定にしたとBennetsen氏は述べた。途中でテレポートして退場したアバターが少なくとも1人いたが、全員が質疑応答まで参加したという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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