Googleは米国時間11月7日、同社の「Google Video」の電子メールグループに登録しているユーザー5万人に「Kama Sutra」ワームを誤って送信した。
同日午後、Google Video Blogのメーリングリストに3件の投稿があった。Googleは、「3件の投稿の一部に、メールを大量送信するワーム『W32/Kapser.A@mm』が含まれていた疑いがある」と同社ウェブサイトにメモを掲載し、謝罪している。
W32/Kapser.Aは、Kama Sutraワームとしてよく知られている。ウイルス対策会社のうち数社は、2月にこの脅威に対して警告を発していたが、事態はそれほど大きくならなかった。Kama Sutraは、感染したコンピュータ上のファイルを特定の日に書き換えるよう設計されている。だが、ポルノ写真を装い感染を広げるこのワームは、実際に大きな損害までには至らなかった。
Googleは、このワームを電子メールで受け取った、または、同グループのウェブサイトからダウンロードした可能性のあるユーザーに対して、アンチウイルスプログラムを使用してワームを除去するよう忠告している。Googleによると、同社は再発防止に向けて対策を講じているという。
Google Videoの電子メールグループは、誰でも参加することができる。米国時間11月8日午後現在、登録者数は5万25人となっている。内容としては、Google Videoに投稿された映像を紹介している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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