これからはJon Stewartの番組を見るには、Comedy Centralのウェブサイトにアクセスしなければならない。
New York Timesが米国時間10月30日、ブログサイトNewscloudを引用して報じたところによると、YouTubeはComedy Central Networkに著作権で保護されたすべてのコンテンツを、同社の要請に応じて自社サイトから削除するという。「South Park」「The Daily Show with Jon Stewart」「The Colbert Report」などのビデオクリップが削除対象となっている。
しかし、30日夕方の時点で「The Colbert Report」のコンテンツはまだYouTubeに掲載されていた。YouTubeは報道に対するコメントは避け、同社の一般方針について語った。
YouTubeのJulie Supan氏は電子メールで、「われわれは自分たちのサイトのビデオ、コメント、レーティングなどを含め、コンテンツを規制することはしない。投稿するビデオに関しては、ユーザー自身が所有するものであるか、または著作権所有者の許可を得ているものでなければならないと、サイトの使用および発言に関する規則で明確に定めている。われわれは著作権問題を非常に重要視している。われわれはユーザーが著作権を侵害するコンテンツをアップロードすることを禁止し、著作権所有者と協力してそのようなコンテンツを特定し、速やかに削除する」と述べた。
Comedy Centralはすでに同社の多くの番組のビデオクリップをMotherLoadで無償で視聴できるようにしている。クリップ視聴時には通常、広告が横に表示される。
YouTubeにアップロードされている違法コンテンツを非難したのは、Comedy Centralが最初ではない。6月にはNBCネットワークからの要請により、YouTubeは「Saturday Night Live」のビデオクリップを削除しており、その後NBC Universalは、YouTubeに「Saturday Night Live」や「The Tonight Show with Jay Leno」などの番組の特定のクリップを同サイトに掲載することを許可する契約を提案した。YouTubeはUniversal Music Group、ソニーBMGミュージックエンタテインメント、CBSともコンテンツに関連した契約を結んでいる。
YouTubeはまた、著作権者からの訴えがあった場合、(有効な召喚状が発行されれば)著作権を侵害するビデオクリップを投稿した「ユーザーに関する情報を著作権者」に提供するとしている。最近では、ロサンゼルス暴動の様子を記録したジャーナリストRobert Tur氏の映像がYouTubeで多数発見され、同氏がYouTube対して訴えを起こしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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