ニフティとレスキューナウは8月22日、災害・防災・危機管理情報サイト「rescuenow@nifty」の特別企画として、大規模災害を想定した全国規模のネット防災訓練「ネット防災訓練2006」を行うと発表した。8月29日から、9月1日の防災の日を挟んで9月2日までの3日間実施する。
ネット防災訓練2006では、全国を「北海道・東北」「関東・中部・北陸」「西日本」の3ブロックに分け、それぞれのブロック向けに画像投稿可能な専用掲示板(BBS)を開設。レスキューナウがブロックごとに1時間に1回配信する仮想の災害情報をもとに、ユーザーがBBSに被害状況を報告する。
ユーザーは、被災地域や想定される人的被害/物的被害などを選択し、「無事である」「家族と連絡がとれない」などの説明を付けて投稿する。また、それらの投稿にコメントを付けることで、ユーザー同士がコミュニケーションがとれる。投稿内容はレスキューナウが確認、集計し、被害状況一覧として公開する。
「インターネットの利点を生かして、地域のきめ細かな情報を積み上げることが、現地の被害を回避、軽減するために有効であることを実証する」(両社)
8月29日には事前訓練を実施。防災活動に取り組む企業やNPO、ボランティア団体などを中心に訓練を行う。物流会社のダット・ジャパン、NPOの国際ボランティア学生協会などが協力する。これにより、一般ユーザーが訓練中の投稿の様子を見て、本番の流れを把握できるようにするという。一般ユーザーの参加も受け付ける。
9月1日、2日の本訓練は、一般ユーザーを中心に、引き続き企業、NPO、ボランティア団体の協力を得て実施する予定。
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