日本通信販売協会(石川博康会長、正会員444社)は、2005年度の売上高について調査を実施、05年度の通信販売業界全体の売上高が、推計で3兆3600億円となったと発表した。前年度の3兆400億円に比べて、3200億円の増加となっており、調査開始以来の最高額となった。また、対前年度の伸び率も10.5%を示し、91年度以降、15年振りとなる二桁増加を記録した。
一方、日本通信販売協会会員社の売上高の合計は2兆4900億円で、こちらも9.7%増加。取扱商品が多岐にわたる「総合通販企業」と、ワンカテゴリーの商品を中心に取り扱ういわゆる「単品通販企業」を比較すると、前者の伸び率は+6.8%、後者は+7.3%と、単品通販企業の伸び率がやや高くなっている。なお、上位10社の売上高は、おおよそ1兆370億円で会員社全体の売上高の41.6%を占めている。
売上規模別に前年度と比較すると、軒並み増加傾向がみられた。年商100億円未満の各階層(年商10億円未満、同10〜40億円未満の企業、40〜100億円未満の企業)では平均して3%前後の増加、また、100億円以上の各階層(年商100〜300億円未満の企業、同300億円以上の企業)では平均して7%前後の増加を示した。
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