最終更新時刻:2008年10月8日(水) 11時43分

マーケティングチャンネル

「第三者企業のクリック詐欺レポートは誇張されている」--グーグルが反論

文:Elinor Mills(CNET News.com)
翻訳校正:編集部

2006/08/09 16:04  

 Googleは、同社の収益の柱であるペイパークリック型広告システム上で行われているクリック詐欺について、第三者企業が提示した詐欺的クリック数の推計は誇張されているとし、反論を開始した。

 Googleは米国時間8月8日に発表したレポートの中で、クリック詐欺対策サービスを販売している第三者企業の主張に対し反論している。クリック詐欺とは、ウェブサーファーが広告から情報を得るという正規の目的で広告をクリックするのではなく、広告を掲載することで収入を得ているウェブサイトが収入を増やすために自ら広告をクリックしたり、あるいは、ライバル企業の広告予算を浪費させるためにその企業の広告をクリックしたりする行為を指す。クリック詐欺対策サービスを提供する企業各社の推計によると、詐欺的なクリックに対し広告料を支払っている広告主は全体の35%にも上るという。

 しかし、Googleは「How Fictitious Clicks Occur in Third-Party Click Fraud Audit Reports(第三者企業によるクリック詐欺の監査報告書で、架空クリックはいかに算出されているか)」と題したレポートの中で、監査報告書を作成した企業は、Google AdWords広告に対して行われたものではないクリックまでカウントしているため、報告書の数字は実際より大きくなっている場合が多いと指摘している(この17ページに及ぶGoogleのレポートは、同社のInside AdWords Blog上で閲覧可能)。

 Googleの信頼および安全確保担当ビジネスプロダクトマネージャーShuman Ghosemajumder氏によると、例えば、一部の報告書ではAdWords広告に対する1回のクリックが5回としてカウントされ、その結果、5回の詐欺的クリックが行われたと報告される場合があるという。Ghosemajumder氏は、カリフォルニア州サンノゼで開催されているSearch Engine Strategiesカンファレンスのクリック詐欺に関する討論会で、Googleが作成したレポートに言及した。

 Ghosemajumder氏は架空クリックがカウントされてしまうケースとして、ウェブサーファーが広告主のサイトをより詳しく閲覧した後に、「戻る」ボタンを押した場合、あるいは待ち受けページ上でブラウザのリロードボタンを押した場合、あるいは新たなブラウザウィンドウを開き、それによって待ち受けページがリロードされた場合を挙げた。

 さらにGoogleは、第三者企業のよる複数の報告書において、「仮に2社の広告主が存在し、それぞれが(GoogleとYahooといった)異なる広告ネットワークを利用しているにも関わらず、片方の広告主のトラフィックがもう片方の広告主のレポートに算入されているケースがある」ことの証拠を見つけたという。

 またGoogleはレポートの中で、第三者企業の報告書は、わずかなサンプルを使った分析に基づいて作成されていると批判している。

マーケティングチャンネル コラム

■ユーザー中心によるネットマーケティングROI最大化

ユーザー中心アプローチの時代
企業におけるネットマーケティングの成否の分かれ目は、ユーザ行動特性の理解と「ユーザ中心」に基づく戦略・設計にある。ビービットの500を超えるユーザビリティコンサルティングの実績をもとに、ビジネス成果を最大化するネットマーケティングの本質に迫る。

■モバイルSEOのはじめ方

モバイルはバーティカル検索へ--ケータイサイトオーナーは何をすべきか
モバイルの検索エンジンがPCの検索エンジンとは違った形で発展している中で、モバイルウェブの担当者は何をすればよいか? 今見えている検索サービスの変化から考えてみたい。

■インフォメーションアーキテクトの視点

検索パターンにみるユーザーエクスペリエンス
検索のプロセスにおけるユーザーエクスペリエンスとは、変容するユーザーの意識や課題に対して得られる適切な結果の情報をもとに、さらに次の要求につなげる行動サイクルを指す。検索サイクルにおける検索パターンとそのプロセスで必要な要素をあげてみた。

データ

企画特集

KDDI「SaaSソリューション」KDDI「SaaSソリューション」
〜社内コミュニケーションの課題への解決策とは〜
エンタメCGM「gooメーカー☆メーカー」エンタメCGM「gooメーカー☆メーカー」
【第1回】開発者に訊く!各機能と開発の狙いとは

■調査レポートダウンロード

CMS未導入企業300社へのアンケート 担当者のホンネを徹底追求
中小企業における情報セキュリティ対策の問題点とその解決策としてのUTM

■調査発表

「Modular Concept端末の登場と関連サービス分析、及び、市場展望」無料レポートを発表
第22回価格.comリサーチ「デジイチ徹底調査!―あなたのこだわりは?―」結果
調査結果「成人の適齢は?『20歳』4割半、『18歳』は2割半」

レビュー

[レビュー]2011年画質を備えた高画質、多機能Blu-ray--ソニー「BDZ-X95」
ソニーのBlu-ray Discレコーダー新製品が登場した。2007年から引き継がれる「やりたいことから選ぶ」シリー
今週の新製品総チェック:よりモバイルPCとして進化した「Let's note」が登場
松下電器産業の「Let's note」、デルのデスクトップPCとPC新製品が数多く登場した。Let's noteは9時間駆動
今週の新製品総チェック:フルサイズCMOS搭載のキヤノン「EOS 5D Mark II」が登場
キヤノンからもフルサイズCMOSセンサを搭載した「EOS 5D Mark II」が登場した。合わせてコンパクトデジカメ
今週の新製品総チェック:第4世代iPod nano登場、ソニー「α」、松下「LUMIX」に新機種も
デザインを一新したiPod nano、容量増されたiPod touchなど、新iPodファミリーが登場した。その後を追うよ