NTTレゾナントと三菱総合研究所は8月2日、「キッズgoo」にて行った小学生のインターネット利用に関するアンケート結果をまとめ、発表した。調査は小学生の子供を持つ保護者を対象にインターネット上で行われたもので、今回で4回目となる。有効回答数は1311名。
アンケート結果によると、自宅でインターネットを利用する子供がいる家庭のブロードバンド回線の割合は91.7%と、前回(91.0%)の調査結果より微増となった。ただし、そのうち光回線の利用は前回の20.3%から今回は34.2%と大幅に増加した。一方、ADSL回線は前回の55.7%から44.9%と減少しており、光回線への移行が進んでいる。
インターネットの利用を始めた年齢では、就学前の3歳から5歳が26.9%と最も多く、0歳から2歳を加えると34.4%になる。前回の調査では小学校1年生が19.6%で最も多かったため、低年齢層化が進んでいることが分かる。また、子供ひとりに1台のパソコンがある家庭は9.7%、兄弟などで共有する子供用パソコンがある家庭は6.0%と、2割弱の家庭に子供専用のパソコンがあった。
子供がインターネットを利用する時間では、週1時間以上が52.7%を占め、週7時間以上の利用は前回の7.0%から9.9%と増加傾向にある。また、両親のいずれかと一緒にインターネットを利用する割合は71.9%で、常に母親と一緒に閲覧するケースが増えた。なお、インターネット利用の目的はゲームが56.2%、勉強のための情報収集が49.1%であった。ホームページやブログでの情報発信を行う子供は5.9%と、子供にもいわゆるWeb2.0サービスが浸透してきている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」