経済産業省は7月27日より、ネットオークションに記載した販売価格や支払方法などが、特定商取引法第11条の表示義務に違反している出品者のオークションIDの公表を開始した。
経済産業省は7月4日に、表示義務違反者のIDを公表することを発表しており、「Yahoo!オークション」「楽天フリマ」「ビッダーズ」の3つのオークションで、モニタリングを実施し、「metipatrol」というIDで違反者に表示の是正について注意喚起を行っていた。
今回のID公表は、2006年1月30日策定の「インターネット・オークションにおける『販売業者』に係るガイドライン」に基づくものだ。ガイドラインでは、ネットオークションで1カ月間に、200点以上の商品を新規出品した場合や落札総額が100万円を超える場合、また、同一のCDやDVDを3点以上、出品した場合などは、個人であっても事業者とみなされる。このため、氏名や住所、販売価格、支払い方法など表記すべき項目を定めた特定商取引法が適用され、厳密な運用が求められる。
公表されたIDは以下の通り。
経済産業省は今後も、モニタリングを継続し、表示義務に違反している出品者のIDを公表するとしている。
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