JotSpotは同社のwikiソフトウェアをアップデートし、デスクトップアプリケーションのような機能性を備えるようにした。またホステッドサービスの業務用エディションの準備も進めている。
設立して2年のJotSpotは米国時間7月24日、ホステッドソフトウェアの新バージョンで、これまでよりwikiの作成が容易になった「JotSpot 2.0」を公開した。wikiとは複数の人間が共同で作成、編集できるウェブページである。
主に中小企業を対象にwikiソフトウェアのホステッドサービスを提供するJotSpotは、wikiプラットフォーム上で利用するプリビルトのアプリケーションを開発する戦略を3月に発表した。これを利用して人々が共有カレンダーなどのコラボレーティブアプリケーションを作成できるようにすることが狙いだ。JotSpotはユーザーから毎月の契約料を徴収する。
最新版では、作成するドキュメントのタイプを選択することができる。利用者は単にウェブページを作成するのではなく、スプレッドシート、共有カレンダー、ファイル共有サイト、フォトシェアリングページを作成することができるようになった。
これらのタイプのドキュメントはプレーンなウェブページと比べると、より専門的な機能と構造を持ち合せていることが利点だと、JotSpotの最高経営責任者(CEO)を務めるJoe Kraus氏は言う。
「わが社はwikiの良さを『Office』のような生産性アプリケーションの良さと融合させようとしている」と同氏は言う。「従来のwikiはオタクっぽいものであり、ウェブページを使ってのみコラボレーションが可能であった」(Kraus氏)
利用者はまた、ビジュアルツールを使ってプリビルトのJotSpotページテンプレートまたはフォームをカスタマイズすることもできる。
Kraus氏はまた、このwikiプラットフォームを顧客のサーバ上にダウロードして稼働できるようにすべく、ベータテストを実施していると述べた。これは、ソフトウェアやデータを社内で運用したいという顧客からの要望に応えたものだと、同氏は説明する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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