NTTドコモ、9社と連携してモバイル検索サービスを提供--KDDI・Google連合に対抗

永井美智子(編集部)2006年08月04日 19時09分

 NTTドコモは10月より、公式メニュー「iMenu」において検索サービスを開始する。9社と連携して、公式サイトだけでなく一般サイトと呼ばれるドコモ非公認サイトも検索できるようにし、Googleとの提携で先行するKDDIに対抗する。

 iMenuではまず、メニューリスト上に検索ボックスを設置し、ユーザーがキーワードを入力すると、公式サイトを対象とした検索結果を表示する。この検索エンジンはドコモが独自に開発した。

 また、検索結果の画面では、ドコモが連携する検索サイトも合わせて表示する。このリンクをクリックすると、入力したキーワードをそのまま利用して一般サイトを検索できるようになる。

 FOMA、movaの加入者でiモードを契約しているユーザーが対象。利用料金は無料だが、通信費用が必要となる。なお、検索連動型広告の提供については未定としている。

 ドコモのiMenuにはこれまで検索サービスがなく、カテゴリ別にサイトを紹介するディレクトリ構造を採っていた。新サービスを導入する狙いについて、ドコモでは「公式サイト、一般サイトにかかわらず検索できることで、ユーザーの利便性を高めるのが目的だ。これにより、よりiMenuやサイトを利用してもらいたい」と話している。

 ドコモが連携する企業と検索サイトは以下の通り。

  • リクルート:R25式モバイル
  • 楽天(ポータル・メディア事業カンパニー):Infoseekモバイル
  • マイクロソフト:MSNサーチ
  • ビットレイティングス:F★ROUTE
  • デジタルストリート:OH!New?
  • ウェブドゥジャパン:CROOZ!
  • ライブドア:ケータイlivedoor
  • シーエー・モバイル:SeafTyy
  • NTTレゾナント:モバイルgoo
060718_docomos.gif 画面遷移のイメージ図。検索結果の画面の下にドコモが連携する検索サイトが表示され、そのリンクをクリックすると各サイトの検索結果が得られる

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