凸版印刷は7月14日、電子チラシサイトShufoo!(シュフー)にて、サイト内のクリック状況から電子チラシの効果測定ができるサービス、RealTrend(リアルトレンド)の提供を7月下旬より開始すると発表した。
Shufoo!は2001年8月よりサービスを開始した電子チラシサイトで、大手総合小売業やホームセンター、ドラッグストアが参加している。日本全国約4000店舗の電子チラシから、食品や生活用品、住まい関連、美容健康などをジャンル別に郵便番号で検索可能だ。20代から40代のPC利用が中心であるが、シャープの液晶テレビAQUOSのチャンネルに組み込まれたことにより、40代から50代のPC操作に慣れていない主婦層も利用しやすくなったとしている。
RealTrendは、サイト利用者がクリックしたチラシの位置データをサーバに記録し、クリック数やクリック履歴、閲覧時間、チラシ印刷回数などを確認できる。クリック数が多い位置ほど赤く表示され、ビジュアル的にも確認が可能だ。これらのデータから、利用者が興味を持った商品、売り上げとの相関関係、エリアや時間帯による違いを分析する。
具体的な活用としては、サイト利用者のクリック状況をもとに開店前に人気商品を予測し、陳列や追加入荷の対応が可能になる。また、紙チラシでは把握が難しかった「顧客が興味を持ったが、買わなかった商品」を把握することで、商品陳列やPOPなど売り場の工夫や、チラシ制作に活用できるとしている。
Shufoo!の電子チラシ掲載基本料は1店舗あたり月額5万円で、RealTrend利用には月額1万円の追加利用料が発生する。
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