凸版印刷(足立直樹社長)とアルファブリッジ(大澤善雄社長)は共同で、凸版印刷の電子折り込みサービス「Shufoo!」にブロードバンド(BB)対応機能を新たに搭載し、同サービスの関東地区における受注を開始した。利用料金は、1か月5万円(動画チラシ制作料金は別途、ユーザー利用料は無料)から。
「Shufoo!」は、凸版印刷が01年に関西地区で開始したサービスで、インターネットを通じて、地域のスーパーや百貨店などのチラシ情報を無料で閲覧することができるもの。辻学園の協力を得て制作した料理レシピ・コンテンツの検索機能とチラシ情報と連動させることで、特売情報と合わせた料理レシピを検索することもできる。
コンテンツ提供企業は、同サービスを導入することで、消費者の購読新聞に左右されることなく、商圏に向けた効果的な情報発信が可能になる。
今回、凸版印刷では、関東地区でのサービス開始にともない、アルファブリッジが提供する世界初のBB向けコンテンツ自動配信サービス「PuCa」を採用。また、従来のサービスでは、チラシ画像をPDFファイル形式で配信していたが、BB版では新たに「iBrowser」を採用した。
これによって、スムーズで高精細な画像の拡大・縮小や、音声付きの動画をチラシ紙面上に埋め込み、食材の調理例を見せたり、衣料品を着用したモデルの動きを再現するなど、臨場感のあるチラシを配信することが可能となった。
コンテンツ配信を希望するユーザーは、今後、無料で提供される「PuCa」プレーヤーをパソコンにインストールして初期登録を行うだけで、自動的に、自分の選択したコンテンツだけを、好きな時にストレスなく受信することができる。
両社では、関東地区における同サービスの早期拡大に向けて協業し、将来的には全国展開を目指す。
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