現在、米国でYahooに続いて2番目に人気の高いサイトとなったMySpace。その親会社であるNews Corp.のCOO(最高業務責任者)、Peter Chernin氏がこのほど、MySpaceへの検索関連広告の提供に関し、Google、Yahoo、MicrosoftのMSNのなかから1社を選ぶ予定であることを明らかにした。
ティーンエイジャーなどの若年層を中心に急激な伸びをみせるMySpaceの登録ユーザー数は、すでにおよそ8500万人に達しており、またページビューの数ではYahooに次ぐ人気サイトとなっている。News Corp.では当初、独自に検索分野への投資・参入を検討したが、大手3社との競争は困難とみて方針を切り替えたと、このニュースを伝えたReutersの記事には記されている。
検索広告の「在庫」となるページビュー獲得に関しては、昨年MicrosoftとGoogleとがAmericaOnline(AOL)との提携をめぐって激しい戦いを繰り広げた結果、Googleがこれに勝利し大規模な提携拡大を発表していた。
また米国の検索市場の企業別シェアは、今年4月の時点で、Googleが43.1%、 Yahooが28%、MicrosoftのMSNが12.9%となっており、首位を走るGoogleの「一人勝ち」の様相がますます色濃くなっている。だが、ページビューで第2位のMySpaceがどの陣営につくかによっては、上位3社のバランスが大きく様変わりする可能性もある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス