トランスコスモスは6月15日、米Optimostと提携し「ランディングページ最適化分析サービス(Optimost)」を開始すると発表した。
ランディングページ最適化分析サービスとは、多変量解析による広告受けページ(ランディングページ)の最適化の分析をするサービス。サービスの導入により、ウェブページへ訪れたユーザーに対して最もアクションを喚起するパターンを分析することで、「広告効果を最大にすることができる」(トランスコスモス)としている。
従来のA/Bテストと呼ばれるランディングページ効果測定は、1つ1つ試したいページを制作し、効果測定テストをしていた。今回のサービスでは、大量のパターンを自動的に生成し、多変量解析という分析方法を用いることにより、従来よりも短期間で、効率的かつ効果的なアクションを誘導するウェブページを調査できるとしている。
また、A/Bテストでは、ウェブページのどの要因がページ全体にどのような影響を及ぼしているかを検証できなかったが、今回のサービスでは、実験計画法と多変量解析を組み合わせることで、ユーザーアクションに影響を及ぼすウェブページ上の要因を探し出すことができるという。
テストページそのものをすべて作成する必要はなく、ベースとなるウェブページとテストを実施したい箇所のパーツ(画像、テキスト)のバリエーションデザインを用意するだけで、Optimost上で動的にテストページを作成することが可能。
また、本サービスで得られた知見や有効パターンをバナー広告やリスティング広告に反映することによって、広告投資対効果の改善運用スパイラルを作ることが可能となるとしている。
Optimostによるランディングページ最適化分析サービスは、日本においてトランスコスモスが独占販売権を所有する。同社は、2006年度には18社、2007年度には30社の同サービス導入を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス