「Google Spreadsheets」がリリースされたことで、Microsoftの「Excel」は一部ユーザーの移行が避けられないのではないか、との結果がCNET News.comの略式アンケートの結果から明らかになった。
アンケートに回答した読者の30%が、ExcelからGoogle Spreadsheetsへの移行を示唆した。Google Spreadsheetsは米国時間6月6日にデビューした。
さらに、参加した1891人の読者の40%が、Excelや「Word」などの各種プログラムが含まれる「Microsoft Office」の代替製品に関心があると回答した。
Googleの開発したウェブベースの表計算ソフトGoogle Spreadsheetsは、「文書内」でチャットをしながらの情報の閲覧や編集もできるようになっている。同ソフトはさらに、Excelが使用する「.xls」ドキュメントの読み込みと書き出しもサポートする。
「director blue」というハンドル名を使うNews.comの読者は、「Google Spreadsheetsがあらゆる予想を上回る支持を得ても驚かないだろう。プロプライエタリなコンテンツがファイアウォールを通過するのが嫌なら、いつかは登場するだろう『Google Office Appliance』を待てばいい」と語った。
ほかには、ただExcelを使わなくなるのではなく、Google SpreadsheetとExcelの併用が考えられるとの意見があった。
「ablocker」というハンドル名のNews.comの読者は、「Googleの表計算プログラムを使っていたが、かなり良いと思う。機能はExcelほど充実していないが、コラボレーション機能は相当良い。グループで表を編集したいときに重宝するだろう。電子メールをやりとりしたり、モニタのまわりに集まったりするよりは、はるかに良いと思う。Googleから出てくるスイート製品は、コラボレーションや、絶対不可欠なファイルを外出先で使うときにOfficeと併用できると思う」と書き込んでいる。
しかし、Google SpreadsheetsやMicrosoft Officeではなく、オープンソースのオフィススイートである「OpenOffice」の使用を提唱する読者もいた。
「Captain Spock」というハンドル名の読者は、「49ドルのOpenOffice.org Solutionで(Google Spreadsheetsより)さらに良い結果が得られるかもしれないのに、なぜMicrosoftのソリューションに数百ドルも使うのか」と述べている。
一方、Google最新の製品はあまり理にかなわないとする読者もいる。
「Alenas」というハンドル名の読者は、「Googleは何でもウェブに対応させればかっこいいと思っている。今Office 2007のベータ2を使っているが、たとえ無料でも、機能不足の製品に移行することは絶対にない」とNews.comサイトに書き込んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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