マクロミルは6月5日、関東、中部、近畿地方在住の15歳以上のワンセグ放送対応の携帯電話所有者を対象に実施した「ワンセグ放送利用状況調査」の結果を発表した。
調査方法はインターネットリサーチで、ワンセグ放送対応の携帯端末利用者に対し、視聴パターンや時間帯、視聴番組内容などの利用実態について調査した。調査期間は5月19日から5月20日、有効回答数は309名。なお、ワンセグ放送対応端末所有者は携帯電話所有者全体の1.7%だった。また、非所有者で今後ワンセグ放送対応端末を購入する意向がある人は56%だった。
調査によれば、ワンセグ放送の視聴頻度は「週に2〜3日」と答えた人が26%で最も多く、次に「ほぼ毎日」が21%だった。「週に2〜3日以上」視聴している人は6割、1日あたりの視聴時間は30分未満の人が約6割を占めている。ワンセグ放送の視聴頻度は比較的高いが、視聴時間は短いという傾向が見受けられる。これは、バッテリーの持ち時間の問題や、通勤途中などの合間に利用していることが背景にあると推測される。
視聴時間帯は、平日では「18〜21時」が41%と最も多く、次に「21〜24時」が33%だった。休日では「18〜21時」「21〜24時」がいずれも31%で、最も多い時間帯となっている。また、平日の「6〜9時」「18〜21時」は通勤時間帯となるため、休日に比べ多い結果が出た。
視聴場所については、「電車、バスなど公共交通機関」が50%、次いで「自宅」が43%、「会社・学校」が32%という結果だった。自宅での視聴は4割以上を占めており、自宅の個人用テレビとしても利用されているとみられる。
視聴している番組ジャンルを尋ねたところ、「ニュース・報道番組」が76%と圧倒的に多く、次いで「バラエティ番組」が36%、「スポーツ番組」が35%という結果になった。ニュースやスポーツ番組などの生放送をリアルタイムで見ようとする傾向が見受けられるとしている。
携帯電話のワンセグ放送に満足している人は62%で、不満を感じている人は19%だった。満足している理由としては、「場所を選ばず見ることができる」「画質がきれい」といった利便性や画質を評価する意見が多かった。一方、不満を感じている理由としては「見ることができる場所が少ない」といった受信状況の悪さや「画面が小さい」とする意見が散見された。また、次回携帯電話を買い換える際、ワンセグ放送対応にしたいとする意見は、「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」の合計で8割近くとなった。
ワンセグ携帯で、これから始まるサッカーW杯ドイツ大会を視聴するかを尋ねたところ、「必ず見る」が11%、「おそらく見ると思う」が39%となり、合わせて50%の人が視聴意向を示した。
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