Google Trendsは、現在すでにGoogle Labsで公開されている。このソフトは、Googleユーザーが検索エンジンに入力した用語のグローバル検索数をグラフ表示するもので、特定のニュースとの相関関係(そのニュースの影響による検索数の増減)を示したり、その用語の検索が多かった地域、国、言語ごとの棒グラフも表示する。
同社のJonathan Rosenberg氏(製品管理担当シニアバイスプレジデント)は、Google Trendsが「地域ごとの傾向を理解したい広告主」に有益な情報を提供すると述べた。
同氏はデモのなかで、「ボクサー」と「ブリーフ」というキーワードで検索を行い、「ブリーフよりボクサーショーツのほうがわずかに人気が高いようだ」と述べた。また、Googleの共同創業者であるLarry Page氏とSergey Brin氏の名前を使った検索を行い、「Larryのトラフィックが明確に急増したのが分かる」と語った。
Googleはさらに、Google Co-opも発表した。来週公開になるこのソーシャル検索サービスは、各分野の自称専門家によるウェブサイトのラベル(タグ)付けを可能とするもので、その情報はGoogleのメインの検索ページに含まれることになる。具体的には、たとえば専門家が疾病管理センター(CDC:Centers for Disease Control)のウェブサイトにある特定のページをGoogleに送信し、それを「マラリア」タグで分類するよう依頼する。そして、ユーザーが「マラリア」というキーワードで検索すると、検索結果を「原因と治療」や「症状」で絞り込むオプションが表示され、関連付けられたサイトが表示される。
「Google Co-opの技術をベースに垂直検索をつくることができる」とMayer氏は述べた。「Google Co-opを使えば、特定の話題に関する検索を一段と深く掘り下げることができる」(Mayer氏)
同氏によると、Google Co-opでは、健康とシティガイドという2つの分野の情報がすでに用意されているという。
ユーザーはまた、OpenTable.com、GapMinder、Digg News、People(著名人のプロファイル)、Wine Spectator、Fandangoといった主要パートナーのサービスを登録しておき、これらのサイトが提供する情報のいずれか、もしくはすべてを入手することもできる。Mayer氏によると、ある用語をメインの検索ページで検索し、その結果にこれらのサイトが含まれていると、そのサイトは背景が緑で表示され、登録されたものであることが分かるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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