はてなは4月26日、ウェブアプリケーション開発者がユーザーを認証するために、はてなのアカウントを使える「はてな認証API」を公開したと発表した。
はてなでは、2005年3月より開発者向けにAPIを公開しており、はてなのサービスが持つデータを提供している。今回のはてな認証APIもその一環だ。なお、はてなの登録ユーザー数は、現在40万人となっている。
はてな認証APIを使いたい開発者はまず、APIを利用するための「APIキー」を取得し、アプリケーションに認証APIの設定用リンクとAPIキーを設定する。これにより、サイトやサービスの利用者は、サービスのログイン画面にアクセスすると、自動的にはてなのサイト側へとアクセスし、ログインを完了できる。ユーザーから見ると、パスワードをはてなの外部サービスに取得されることなく、サービスが利用できる。
はてな最高技術責任者の伊藤直也氏は「これまで、はてなのAPIを用いた魅力的なサービスが外部開発者からリリースされたものの、はてなユーザーのログイン情報が利用できないために運営が困難、というケースがあった。今回の認証APIの公開で、はてなのAPIを活用した面白いサービスが生まれる機会が増えることを期待する」としている。
はてなは将来的に、はてな認証APIと、はてな内のアプリケーションを操作するAPIを連携させる計画だ。例えばアカウント名を取得する際にトークンを発行し、そのトークンがあればはてなダイアリーをAPIで更新できる、などの拡張を検討している。
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