NTTレゾナントと三菱総合研究所は4月14日、gooリサーチにて行った「広告媒体の注目度」に関する調査結果をまとめ、発表した。調査はgooリサーチ登録モニターを対象にしたもので、有効回答者数は2180名。このうち約6割が最も視聴する広告としてテレビCMを選んでおり、テレビ広告の注目度が依然として高いことが明らかになった。
テレビ広告に次いで注目されているのは新聞広告で約12%、インターネット上に表示されるバナー広告は約9.7%と、テレビ、新聞に次ぐ広告媒体の地位を確立している。また、バナーを見て何らかのアクションを起こすと回答したのは全体の約74%で、実際に商品やサービスを購入する割合は20%以上と広告効果が高いことが明らかになった。
しかし、携帯電話で表示されるバナーについては「頻繁に見ている」と「時々見ている」を合わせても約8%に過ぎず、PCの場合に比べ非常に大きな差が出た。携帯電話の広告バナーを見るとした回答者のうち、広告を見たことによって何らかの行動をとる割合は約56%と高い割合だが、実際に商品やサービスを購入する割合も約8%だった。
自分自身の消費行動や購買行動に合わせた広告が欲しいかどうかという質問では、ある程度欲しいという回答者が約38%、是非欲しいという回答者が全体の約6%で、合計すると4割を超えた。この結果について、NTTレゾナントでは「広告は個人ごとのニーズに合った広告を発信していく機能が求められている傾向が明らかになった」と分析している。
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