ウェブ上でマッシュアップが大流行しているのを受けて、Yahooは米国時間3月7日、同社の写真、カレンダー、ショッピング、ブックマークサービスの各ツールを使って独自のプログラムを作りたいと考えている開発者のためのアプリケーションプログラムインターフェース(API)を4つ発表した。
新APIは「数カ月以内に」同社の「Developer Network」というサイト上で公開される。このサイトには既に、開発者フォーラムやコードライブラリのほか、同社のサービスを使って作られたアプリケーションのギャラリーが公開されていると、Yahooのプレスリリースには書かれている。
プログラミングのスキルがない、一般のウェブ利用者が作成したマッシュアップサイトが、ウェブ上で増え続けている。Yahooが新APIを提供する背景には、「Yahooの技術を新しい方法で活用し、アプリケーションを構築するためのオープンで使いやすいプラットフォーム」を提供したいという考えがある。
同社はまた、「Application Gallery」というサイトも立ち上げる計画だ。Yahooはこれを、写真共有サイトの「Flickr」など、Yahooの技術を駆使して作られたプログラムすべてを見ることができるワンストップサイトだと説明している。
Yahoo PhotosとYahoo CalendarのAPIは新規に作成されたもののようだ。また同社のプレスリリースによれば、Yahoo Shoppingとブックマーク管理サイトMyWeb 2.0のAPIは機能が拡張されているという。
Yahooは、GoogleやMicrosoftと同様、地図サービスのコードを一般に公開している。これに触発され、U.S. Geological Surveyのデータを使ったライブの地震地図や、ある開発者のお気に入りのSan Francisco Bay Areaのスニーカーショップ地図といったプロジェクトが生まれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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