検索エンジンマーケティング(SEM)を手がけるアウンコンサルティングは9月13日、コンテンツ連動型広告に関する市場規模予測を発表した。
コンテンツ連動型広告とは、ウェブページの文脈などを解析してその内容に応じた数行のテキストを自動で配信、表示する広告のことだ。
同社では、コンテンツ連動型広告は今後5年間で急速に成長を続けて、2009年には検索連動型広告(検索ワードに連動して検索結果に表示されるテキスト広告)の市場規模が1325億円になるのに対して、コンテンツ連動型広告の市場規模が795億円と、両広告の比は6対4程度にまで縮小すると予測している(以下のグラフ)。5年間の伸びは、コンテンツ連動型広告が26.5倍増に対して検索連動型広告が4.1倍増となっている。
また、5年間の年平均成長率は、コンテンツ連動型広告の108%に対して、検索連動型広告が35%となっている。特に、コンテンツ連動型広告は2005年から2007年までの3年間の伸びが著しく、2005年は前年比267%増、同様に2006年は118%増、2007年は100%増。この半面、検索連動型は2008年に前年比4%増、2009年に同6%増と、2008年から急速に伸びが鈍化する。
同社は、「電通発表の『日本の広告費』によれば日本のインターネット広告費は2004年に1814億円となり、すでにマス4媒体の1つであるラジオ広告の1795億円を超える市場規模となった。今後も一段と成長が見込まれる中で、ブログなどとの関連性が高いと判定された広告が表示されるコンテンツ連動型広告の市場規模に注目し、独自に予測値を作成した」としている。
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