Current Communications Group(CCG)は米国時間7日、Google、Hearst、Goldman Sachsの3社から出資を受けたことを明らかにした。同社は、電灯線ブロードバンド(BPL)によるインターネットサービスを提供している。
Currentは3社の出資額については明らかにしなかったが、The Wall Street Journalの記事によると、3社はこの新興企業に合計約1億ドルを出資したという。またCurrentと、電力会社Cinergyの子会社であるCinergy Broadbandは昨年、共同で設立した2つのジョイントベンチャーがCinergy、EnerTech Capital、Liberty Associated Partnersから7000万ドルの出資を受けたことを発表していた。
CurrentとCinergy Broadbandは昨年の発表のなかで、Cinergyがサービスを提供するオハイオ、インディアナ、ケンタッキーの各州で、あわせて150万世帯の顧客に、ブロードバンドと音声サービスをバンドルして提供するジョイントベンチャーを設立すると述べていた。そして、もう一方のジョイントベンチャーは、規模の小さい地方都市や協同組合が運営する電力会社に電灯線ブロードバンドを導入し、全米約2400万世帯にサービスを提供することになる。
Currentは米国時間7日、今回新たに調達した資金を使って、米国や海外で電灯線ブロードバンドの導入拡大を行う計画を明らかにした。なお、EnerTech Capitalや、Liberty MediaとBerkmanファミリーが共同設立したLiberty Associatedも、今回CCGに資金を提供している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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