Googleは米国時間3月7日、公開する予定のなかった社内予測資料を先週サイトに誤って掲載してしまったことを認めた。
同社は米証券取引委員会(SEC)に提出した文書の中で、アナリスト向けに作成した資料の中に誤った情報が含まれていたことを明らかにした。誤った記載の中には、広告収入が「2006年の60億ドルから2007年は95億ドルに拡大する」との予測も含まれていた。
Googleは文書の中で、これらの予測値は商品戦略に関する2005年の社内報告書の一部に記載されていたものと説明した。
「これらの文言は財務計画のために作られたものではない。したがってこれらは財務指標として扱われるべきではない」とGoogleは同申告書に書いた。
同様に先のアナリスト向け資料には、「AdSenseの利益率は2006年以降縮小する」という記述も、誤って記載された。
この文言は「Googleの現在の予測を示すものではない」と、同社幹部はSECの文書に記している。
Googleはまた、従業員や役員向けの株式報酬制度に関する情報も誤って掲載してしまったが、この件に関する数字は正確であることを認めている。同社は2006年より前に与えられた株式報酬の3億4200万ドルという数字は「Googleの現時点での見込みにかなり近い」としている。
Googleは先週、公開予定の無い情報を流出させるという失敗を2度繰り返している。同社は、ユーザーにオンラインストレージを提供する計画についても誤って公開した。
2月には、Dellが「Inspiron e1405」をはじめとする未発表の製品に関する仕様情報を流出させてしまい、Googleの検索エンジンで閲覧可能になっていた。仕様情報のファイルはその後DellのFTPサイトからもGoogleのキャッシュからも削除された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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