Microsoftは、MSN最高幹部が4月から1年間の長期休暇に入ることから、Googleへの挑戦を取り仕切ることができる新たな人材を必要とするようだ。
Seattle Post-Intelligencer紙によると、MSNシニアバイスプレジデントのDavid Cole氏が、社員にあてた米国時間2月17日付けのメモで、MSNの方向が正しいと信じており、長期休暇をとるという判断はあくまでも自分で下したものだと述べたという。
また、Cole氏はメモのなかで「市場におけるわれわれの取組みは、まだ十分な成果をあげていない。しかし、われわれの戦略、さまざまな投資活動、そしてリーダーシップは、われわれを勝利に導くと確信している」と述べたとPost-Intelligencer紙は伝えている。
1986年にMicrosoftに入社したCole氏だが、同社が業界最大手のGoogleからシェアを奪いとろうと検索テクノロジーに莫大なリソースを投じているさなかにMicrosoftを離れることになる。これまでのMicrosoftの取り組みは、決して一貫性があったとは言えない状態にある。
調査会社Nielsen/NetRatingsによると、2005年6月の時点で45.7%だったGoogleのシェアは、11月には月間24億件の検索実績を達成し46.3%に伸びたという。
MSNは2005年9月、MicrosoftのWindows部門に統合された。Coleは、統合に反対したといわれていることを否定し、統合を支援していたと述べた。
MicrosoftはMSNグローバルセールスディレクターAdam Sohn氏による声明を発表し、将来の計画を練るというCole氏の判断を支持していると述べた。Sohn氏は、後任者探しをCole氏が支援するとも述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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