オリコン代表取締役社長の小池恒氏は2月17日、同社の音楽配信サービスにおいて、アフィリエイトプログラムを開始する計画であることを明らかにした。6月をめどに、同社のブログサービス「オリコンブログ」のユーザー向けに提供する。
オリコンが提供する音楽配信サービスの楽曲がブログを通じて販売された場合に、ブログの運営者に対して売上の一部を紹介料として支払う。具体的な成果報酬の還元率などについては明らかにしていないが、オリコンが独自のポイントを発行し、同社の音楽配信サービスや携帯電話の着メロ、着うたサービスで使えるようにする。アフィリエイトプログラムの開始に合わせ、音楽配信サービスやブログサービス、着メロ、着うたサービスのIDとパスワードを一元化する。
「人が誰でも興味を持つランキングコンテンツを中心にコミュニティを形成し、意見が集まる場にしたい」と語る小池氏
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また、オリコンのサイト「ORICON STYLE」で提供しているニュースやランキング情報、アーティスト情報などに、さまざまなブログからトラックバックが打てるようにする。これにより、サイトの閲覧者やページビュー(PV)を伸ばし、媒体としての価値を高める狙いだ。
さらに、新たなコンテンツとして、同社の雑誌「ORIGINAL CONFIDENCE」と連動した音楽ビジネスサイト「ORIGINAL CONFIDENCE」、女性ユーザーを対象としたサイト「ELSA(仮)」、注目のアーティストを取り上げる「WM」の3サイトを3月中旬に新設する。
ネットレイティングスの調査によれば、ORICON STYLEのユニークユーザー数は1月時点で400万人、PVは5000万件という。コンテンツの拡充とコミュニティ機能の強化により、9月にユニークユーザー数を1000万人、PVを5億件にまで伸ばす考えだ。
ORICON STYLEの主な収益源は広告だ。小池氏は具体的な売上目標については明言を避けたが、「4月からはウェブ動画番組の『ORICON TOP20』や『ORICON TOP40』にも広告が入る。付加価値を高めて、サイトの(バナー)広告の単価も1クリックあたり2〜3円にするとともに、動画番組の広告も1ストリーミングあたりの単価を高める」と話した。
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