Yahooは米国時間2月7日、同社音楽ソフトウェアの新バージョンを発表した。このバージョンでは、ネットワークやMP3プレイヤーでの利用を容易にする新機能が複数追加されている。
Yahooの「Music Engine」は、Apple Computerの「iTunes」に対抗するソフトウェアであり、Yahooの月額制音楽サブスクリプションサービスの中心として機能する。Yahooは、同サービスを2005年5月に開始したが、これまで獲得した会員数については明らかにしていない。
同ソフトウェアの新バージョンでは、Yahooインスタントメッセンジャー(IM)を利用するユーザー間で、プレイリストの交換や、楽曲コレクションの閲覧が簡単になっている。また、携帯音楽プレイヤーに楽曲を転送する際の問題など、旧バージョンにあったバグも解決されている。
「今回のリリースは、ユーザーの要望に沿ったものといえる。 確かに、Music Engineはまだ完璧とはいえないが、正しい方向を目指していることは確かだ」とYahoo音楽チームを率いるIan Rogersが、今回のリリースを発表したブログで記している。
Rogersは、旧バージョンにあった最も深刻な問題として、Microsoft製ソフトウェアのバグを挙げた。このバグにより、互換性があるとされたMP3プレイヤーにでも楽曲を転送できない場合があった。この問題に関しては、Microsoftからパッチを得たと同氏は述べた。
また、新バージョンでは、楽曲をホームネットワークで流すための機器がサポートされ、CDへの書き込みがさらに簡単になっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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