Googleが中国向けサイトでおかしな検閲を実施していることが明らかにされた翌日、同社はフィルターのバグを修正し「ビール」や「ジョーク」に関するサイトが削除されないよう変更した。
CNET News.comの米国時間26日発表の調査で、Googleが新たに開設した中国版検索エンジンは中国政府に対する批判だけでなく、十代の若者の妊娠、アルコール、出会い、同性愛に関するサイトなども検閲対象としていたことが分かった。これはMicrosoftやYahooの検閲よりも厳しい基準だ。
しかし27日午前中には、それまでアクセスが禁止されていたサイトにGoogle.cn経由でアクセス出来るようになった。これで、GoogleもMicrosoftやYahooが使う同じブラックリストを元に検索することになる。
27日にはGoogleからコメントを得ることは出来なかったが、先週に入ってからGoogleは、自社のサイト立ち上げには「バグなどの技術的問題の発見/修正のプロセスがつきものだ。Google.cnも例外ではない。今後も引き続きフィルタリングプロセスの精度向上に努め、サイトのフィルタリングを必要最低限に止める」と述べていた。
Google創始者のSergey Brinが削除されたサイトのリストは残すと約束したが、Google.cnの初期バージョンではそれが実施されていないことが多かった。修正版ではその問題も修正されているようだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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