楽天のポータル・メディア事業カンパニーは1月11日、インターネットと雑誌とのメディア融合を目指し出版事業を開始することを発表した。その第1弾として1月12日、サッカーを軸として人生や街、音楽、映画などのカルチャーに焦点を当てた雑誌「STAR soccer」を創刊する。
楽天グループでは、すでにポータル・メディア事業を手掛けているが、今回のSTAR soccer創刊で、今後の基本戦略の重点分野の1つである「メディア」をさらに強化すべく、ネットに限らずさまざまな媒体への進出を目指す。
STAR soccerは、競技としてのサッカーだけでなく、選手とアーティストとの対談や、クラブが人々の生活に根付いている都市のガイド、あるいは、新たなファッションやグッズを生み出すなど、積極的にカルチャーとの接点を増やしていくことで、より幅広い層へ情報を発信していく。
STAR soccerは、雑誌だけで完結するものではなく、ウェブやモバイルを加えた3つのメディアを融合して1つの重層的なメディアとして成立することを目指す。雑誌の持つメッセージ力、ウェブの持つ双方向性やEC(楽天市場)の販売力、そしてモバイルの持つ即時性など、それぞれのメディア特性を相互補完していく。
STAR soccerは1月12日に週刊誌SPA!の増刊として発売したのち、2月25日より月刊誌として毎月25日に発売する予定だ。発行は楽天、販売は扶桑社となる。価格は税込690円。編集長には音楽雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」元編集長の鹿野淳氏が就任する。
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