Microsoftがまもなく「Windows Live Messenger」のテストを開始すると見られている。同社の一般ユーザー向けインスタントメッセージ(IM)ソフトのアップデート版となるLive Messengerには、インターネット電話などの機能が追加されている。
Windows Live Messengerは、簡単にいうと「MSN Messenger」の機能拡張版と言えるもので、多くの新機能が追加されている。同社では、IMの位置づけを、短いテキストメッセージを交換するためのものから多様なコミュニケーションを統括するものへと移行しつつあり、Live Messengerもこの延長線上にある。
「Mess.be」や「BetaNews」といったファンサイトは、まもなくLive Messengerの非公開ベータ版がリリースされると伝えており、また「Messenger Blog」というファンサイトでは、同ソフトウェアのスクリーンショットとされる画像を公開している。Microsoftは米国時間12日にこの件に関するコメントを差し控えたが、同社は以前に今月中にもベータ版をリリースすると述べていた。
Microsoftは11月上旬に行われた「Live」サービスのお披露目イベントで、Live Messengerのプレビュー版を発表した。
Microsoftはこの時、フォルダ共有機能およびVoIP(Voice over IP)機能のデモンストレーションを行った。後者はLive Messengerから一般電話に電話をかけるための機能で、同社がのちに発表した内容によれば、パートナー企業が有料サービスを提供することになるという。Microsoftの動向に詳しい情報筋は、同社の提携相手としてMCIの名を挙げているが、他社とも契約する可能性があると述べている。
フォルダ共有に関しては、2人のユーザーが恒久的に共有フォルダを利用できる機能が公開された。この機能では、一方のユーザーがフォルダ内のドキュメントを更新した場合、他方のフォルダにも変更点が反映される。Microsoftはまた、Live Messengerを使って連絡先情報を管理できることから、これがソーシャルネットワーキングの中心にもなり得るとしていた。
なお、同メッセンジャーのベータ版リリースについては、「Microsoft Watch」が以前に報じられていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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