Microsoftは、Windows XP用「Internet Explorer(IE) 7」のベータ版を、むこう4カ月内に一般に公開する計画である。
同社IEチームのジェネラルマネージャーであるDean Hachamovitchは今週、MicrosoftのIEブログで、Windows XP用IE 7のプレリリース版をアップデートし、2006年3月末までに一般に公開する予定であると述べた。
「プレリリース版IE 7を試す機会を、皆が確実に持てるようにしたい。そして皆からは、ウェブサイトやアプリケーション、アドオンでIE 7がどのように動作したか、また、全体的にウェブをどのように利用しているかを教えてもらいたい」とHachamovitchは述べている。
現在のところ、Microsoftのスタッフと厳選されたベータ版テスターのみが最新のプレリリース版を手にすることができる。
IE 7の最初のベータ版は7月に登場している。IE 7には、強化されたセキュリティやタブブラウザといった幾つかの新機能が含まれることが予想されている。
また、同ブログでは、IEが「セキュリティゾーン」を処理する方法を、Microsoftがどのように変えていくかも大まかに説明している。セキュリティゾーンは、ウェブサイトについて認識される信頼性の程度に応じて、セキリティレベルを設定するために使用されている。Microsoftでは、セキュリティゾーンがハッカーに悪用されることを懸念している。ハッカーが危険なウェブサイトを信頼性のあるウェブサイトのように見せかけることで、IEがだまされる可能性がある。
「われわれは、イントラネットゾーン、そして、その低レベルの制限が、IEの典型的なホームユーザーにとって全く無意味であることに気がついた。IEのロジックを変更し、管理された企業ネットワーク上にないWindowsマシンでは、明らかにイントラネット上にあるサイトもインターネット上のサイトとして取り扱うようにする」とMicrosoftでは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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