The New York Timesの報道によると、米国議会図書館は現地時間22日、Googleから300万ドルの寄付金を受け取ったことを発表する予定だ。議会図書館ではこの資金を使って、米国の国立図書館や世界中の施設に保管された文書をデジタル化し、ウェブで公開する意向だ。
「World Digital Library」と称されるプロジェクトの下、同議会図書館はまず、エジプト国立図書館に保存された10世紀の書物をデジタル化する予定だという。いずれは、中国や極東、インド、南アジアなどをカバーする意向だと、米国議会図書館の司書はThe New York Timesに掲載された記事のなかで述べている。
Google自身も2004年12月に、ハーバード、スタンフォード、ミシガンの各大学図書館の蔵書をデジタル化して検索可能にする計画を発表したが、この行為が著作権の侵害にあたるとして、複数の訴訟に直面している。
しかし、Googleも後援するWorld Digital Libraryでは、著作権を侵害することはないように配慮されると、上述の司書は述べている。
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