America Online(AOL)は米国時間3日、オンライン音楽サービスMusicNowを買収したことを発表した。
Time Warner傘下のAOLは、MusicNowの技術を利用して、自社が運営する音楽サービスのカスタマイズ機能やパーソナライゼーション機能を改善していく計画だ。AOLは現行サービスMusicNet AOLの加入者を、現在プレビュー版を公開中の新サービス「AOL Music Now」へと徐々に移行させていく予定だ。なお、Music Nowは2004年にCircuit City Storesに買収されていた。
オンライン音楽サービス市場では、競争が日増しに激化している。携帯電話からPtoPネットワークなど、さまざまな手段を通して音楽を手に入れようとするユーザーの欲求はとどまるところを知らない。
「ユーザーが音楽を発見/共有/購入できるようにするために、MusicNowはさまざまな機能を提供している。これらの機能を利用したオンライン音楽サービスでは、新しいレベルのカスタマイズ機能やパーソナライゼーション機能が提供される」とAOL Premium Services担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャEd Fishは声明のなかで述べた。
AOL Music Nowでは、他のユーザーの音楽プロファイルを見たり、共有したりできるコミュニティ機能や、カスタムプレイリストが提供される。新サービスはまた、EMI Music、Sony BMG Music Entertainment、Universal Music Group、Warner Music Groupから100万曲以上の楽曲を提供する。
楽曲の提供形態は2通りあり、ユーザーは1曲あたり99セントで気に入った物を購入するか、月額料金9.95ドルのサービスに申し込んで無制限にストリーミングおよびダウンロード提供を受けるかを選択できる。また月額14.95ドルを支払うことで、PlayforSure互換の携帯プレイヤーに、音楽をダウンロードすることもできる。
AOL Music NowはAOL Premium Servicesの全額出資子会社となるが、旧MusicNowの従業員は引き続きシカゴのオフィスに勤務する。MusicNowには40人の社員がいる。
今回の買収に関する金銭面の条件は明らかにされなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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